2022年07月09日
バイク購入にバイクローンを検討するとき悩むのが、ローンの選び方と月々の支払額の設定。今回は、バイクローン選びでの注目すべきポイントを解説するとともに、月々の支払額を具体的に想定できる返済シミュレーション結果をあわせて紹介します。
また、気になる頭金の相場や、バイク本体以外にかかる税金と保険料などの費用についてもくわしく説明していきながら、バイクローンに関する不安を解消していきましょう。
目次
バイクローンにはいくつかの種類があり、ローン審査の通りやすさや金利などがそれぞれに異なります。金利の違いによっては、月々の返済額も大きく変わります。ここでは、バイクローンを検討する場合はどのポイントに注目して選べば良いのかを、3つのポイントに分けて説明していきましょう。
多くに選ばれているバイクローンとして挙げられるのが、ディーラー系バイクローンと銀行系バイクローン。それぞれのメリット・デメリットは違います。
各ディーラーと提携している信販会社が提供するディーラー系バイクローンは、ローン審査は比較的通りやすく、審査にかかる期間も短くて借り入れしやすいところがメリット。ただし、利用用途が限られている点や金利が高めであることを理解しておく必要があります。また、購入したバイクの所有権は、ローン完済まで信販会社やディーラーにあるというデメリットも覚えておかなければいけません。また、中古車は対象外としているディーラーも多いので注意しましょう。
一方、銀行が提供するマイカーローンを利用する銀行系バイクローンは、ローン審査が厳しく、手続き期間もやや長めというデメリットもありますが、購入したバイクの所有権がすぐに自分のものになるうえ、借入金の利用用途が広いの特徴。なにより、金利が低めに設定されているため、月々の支払い額を抑えられる点が大きなメリットです。
このように両者のメリット・デメリットを踏まえると、銀行系バイクローンがおすすめであると言えるでしょう。
バイクローンを選ぶうえで、一番に検討すべきなのは金利です。できるだけ、金利が低いバイクローンを選ぶことをおすすめします。たとえ借入金額が一緒でも、金利の高いものを選んでしまうと、月々の支払額や最終的な返済総額が大きく増えてしまいます。
ただし、必ずしもそれぞれの商品に設定されている最低金利で借りられるとは限らないため、最高金利もあわせて想定しておく必要があります。
なお、バイクローンは住宅ローンなどとは違い、借入総額が大きくならないため、固定金利や変動金利、元利均等や現金均等についてはあまり気にしなくてもかまいません。金利の低いものから選びだしましょう。
バイクローンを選ぶ際、手続きのしやすさに注目して選ぶのも良いでしょう。手続きの時間がなかなか取りにくいという方には、すべての手続きをWEBで完結できるバイクローンがおすすめです。しかし、WEB申込みであっても来店が必要になるケースもあるため、どうしても手続きの時間を短縮したいという方は、WEB上でどこまでの手続きができるのかを確認してから申込むと良いでしょう。
バイクローンを検討した際、頭金は用意するべきなのか、相場はどのくらいなのかと悩まれる方も多いことでしょう。通常、バイクローンの頭金の目安は、バイクの購入価格の10〜20%程度と言われています。
実際には、頭金がなくともローン契約を組むことは可能です。しかし、もし頭金を用意できるようであるなら、少額であっても用意することをおすすめします。頭金ありでローンを組んだ場合、頭金なしの契約よりも支払総額を低く抑えることができるため、月々の支払い負担を軽減することもできます。また、頭金が多い方が資金力に余裕があるとみなされて信用性が増し、ローン審査に通りやすくなるという利点もあるのです。
バイクローンを組むときは、月々の経済的な負担を考えたうえで、継続的に返済できる範囲内で設定することが大切です。実際にバイクローンを組んだ場合に月々いくらの支払いが必要になるのかを、銀行等がWEBで提供しているシミュレーターを使用して、試算してみることをおすすめします。
今回は、それぞれの借入金額と金利に合わせた、借入期間3年、5年で想定した月々の支払額のシミュレーション結果をみてみましょう。頭金はなし、期間中の金利は変動しないものとして計算しています。
<金利2%の場合>
借入期間3年の月々の支払額 | 借入期間5年の月々の支払額 | |
---|---|---|
借入金額50万円 | 14,321円 | 8,763円 |
借入金額100万円 | 28,642円 | 17,527円 |
借入金額200万円 | 57,285円 | 35,055円 |
<金利3.5%の場合>
借入期間3年の月々の支払額 | 借入期間5年の月々の支払額 | |
---|---|---|
借入金額50万円 | 14,651円 | 9,095円 |
借入金額100万円 | 29,302円 | 18,191円 |
借入金額200万円 | 58,604円 | 36,383円 |
実際にバイクを購入して契約を進めていくと、「車両本体価格」以外にもさまざまな費用がかかり、予算をオーバーしてしまったというケースも少なくありません。バイクを購入するときは「税金」「保険料」「整備手数料」などその他の諸費用についてもしっかり把握してから、予算を設定することをおすすめします。
ここでは、バイク購入時にかかる費用について、くわしく説明していきましょう。
バイクを購入し、所有することで支払う義務のある税金が2つあります。
「重量税」は排気量別に分かれており、126〜250㏄以下のバイクを購入した場合は、登録時にのみ4,900円を支払います。250㏄以上の車両を購入した場合は、年1,900〜2,500円を既定の年数の間支払う形になります。125㏄以下のバイクに課税はありません。
全車両に支払義務がある「軽自動車税」は、排気量別に年2,000〜6,000円がかかります。
また、法律で義務付けられている「自賠責保険」には必ず加入しなければなりません。保険料は排気量と契約期間で決まり、長期間バイクに乗る予定であれば、長期契約を結ぶと節約になりおすすめです。
バイク保険の相場は、バイクの種類や排気量や契約者の年齢などにもよりますが、年間1〜2万円程度です。
「自賠責保険」は、事故の相手のケガや死亡の補償に対する保険であり、補償額には最高額が決まっています。バイクに乗るなら、「自賠責保険」以外に、任意のバイク保険にも必ず入っておきましょう。
任意のバイク保険に入ることで「自賠責保険」ではカバーしきれない補償はもちろん、損害賠償責任や自分自身への補償、バイク自体への補償などさまざまな補償を契約に織り込むことができるため、幅広いリスクに備えられます。
バイク購入時には、本体の価格とは別にバイクショップに支払う「整備費用」や「登録手数料」が発生します。成約したバイクは、納車までに「納車前整備」を行い、かかった費用を支払います。また、名義登録、ナンバープレートの取得をバイクショップに依頼するため「登録手数料」を支払うこともあります。
整備内容や手数料は、バイクショップによって異なります。くわしいことは事前に直接バイクショップに問い合わせてみるとよいでしょう。
以上の費用の他にも、ヘルメットやグローブなどバイクに乗るにあたって必要になるものの購入資金やレッカーサービスや盗難保険への加入費用、必要があればカスタムしたりETCのセットアップを依頼するなどの費用についても考えておくと良いでしょう。
また、購入したバイクを保管する場所がない場合は、駐車場を借りる費用なども事前に調べておく必要があります。
すぐにバイクがほしくても、まとまったお金を準備するのが難しいときに便利に使える「バイクローン」。しかし上手に利用しなければ、月々の支払いが生活の大きな負担となってしまうことがあるかもしれません。
ローンの借入金額や借入期間は、初期費用はもちろん、バイクの維持費や月々の支払いなど継続的な経済的負担をしっかり検討してから、無理のない計画を立てることが大切です。自分自身の生活や目的に合ったバイクローンを見つけ出し、充実のバイクライフを楽しみましょう。
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